
'07年全日本空道無差別選手権関東地区予選
2007年11月4日(日) [文責:藤澤雄司]
| 平成19年11月4日、台東区リバーサイドスポーツセンターにて北斗旗全日本空道無差別選手権大会関東地区予選が開催されました。 以下はセコンドとして参加してくれた藤澤君の観戦レポートです。 |
| 11月4日(日)に台東リバーサイドスポーツセンターで開催された'07年全日本空道無差別選手権関東地区予選の概況を報告します。
横浜北からは、北斗旗予選として荒柄選手、野田選手、稲田選手、中山選手、山下選手、古郡選手の6選手と、女子部で岡選手、一般緑帯で椎名選手、植村選手の2選手が出場しました。 参加した選手、審判、お手伝い、応援に駆けつけてくれた方々、本当にお疲れ様でした。 以下、試合内容をレポートします。 【北斗旗予選】 ● 荒柄選手 1回戦 vs 植田(総本部) 緒戦では体格で劣る選手との対戦 ここでしっかりと体を動かしておきたいところ。 開始早々、立ち組みの攻防から投げを決め、よいポジションを奪取する その後はセオリー通りの攻めをみせ、マウントから腕ひしぎ逆十時へ移行し一本勝ち。 もう少し体を動かしたいところであったが?幸先の良い勝利を得る。 2回戦 vs 田村(総本部) 2回戦では、地味ながらも安定した実力を持つ本部職員田村選手との対戦。 ファーストコンタクトではスピードに勝る荒柄選手がポイントを取るものの、立ち組み攻防で地力に勝る相手選手が若干の攻勢を見せ、首相撲で有利なポジションを奪れてしまう。 首相撲の攻防が判定材料になったのか、明確な差はなかったものの判定で荒柄選手の敗北となった。 常に相手の正面で闘い続けてしまうところが敗因か... ● 野田選手 1回戦 vs 藤松信(行徳) 緒戦の相手は突き蹴りともに一定の技量を持つ選手との対戦 互いに相手の技を警戒してか、技の攻防が少なく、淡々とした試合展開が続く。 両者とも最後まで試合展開を変えることが出来ず、若干手数の勝った相手選手が判定で勝利を得る 野田選手は明確なダメージを受けない為、護身としては問題がないが、競技として勝つことを考えると攻めのイメージを作り出すことが急務であると思われる。 ● 稲田選手 2回戦 vs 宮脇(総本部) 相手選手は変則的ともいえるようなサウスポーの構え。 不敵に間合いを詰めてくるため、稲田選手もしばし様子見か? それでも1分足らずで、相手選手に稲田選手のパンチの見えていないことは見て取れた。 時折パンチの交錯ががあり、稲田選手のパンチがヒットするが、連打にはつながらない。 変則な構えに対して、むやみに攻撃することを恐れたか、大きな動きのないまま終了。 的確にパンチをヒットさせていた稲田選手の勝利。若干動きが固かったか... 3回戦 vs 久松(無所属) 久松は無所属で出場の他流派。 いかにも体力に優れ、組技に強そうに見えるが、打撃の技術に若干の難ありか。 お互いに突き蹴りを交錯させるが、的確打は稲田選手か。 組んでもほぼ互角でこの試合も大きな動きのないまま終了。 パンチのポイントで稲田選手の勝利。 お互い試合を動かすための技か戦略がないと、次回も同様の展開になるだろう。 準々決勝 vs 青木(浦和) 相手は世界大会中量級準優勝の経験を持つ強豪。 しかし、圧倒的なリーチ差の前に青木のパンチは届かない。 右を被せたり、下からもぐったりと工夫をするが、稲田の左に阻まれてしまう。 的確に左ジャブ・左ストレートでポイントを稼いだ稲田選手の勝利。 なお、故障のため、稲田選手はここで棄権。 ● 中山選手 1回戦 vs 堀越(総本部) 地力に勝る相手選手に対し、距離をとってチャンスをうかがう中山選手。 飛び込んでのジャブ、ワンツーなどをヒットさせる。 打ち合いになっても、相手の有利な時間と、中山選手の有利な時間が1秒ごとに変わるが、全体に中山選手有利で打ち合いが終わる。 得意のタックルでグラウンドに持ち込んでも、得意の寝技を果敢に狙っていく。 中山選手の判定勝ちかとも思われたが、ときどき崩れるバランスと、相手の積極性が加味されたか、延長へ。 年齢のため、やや疲れの見えた中山選手は、本戦と比べると打撃の回転も落ち、惜しくも判定で敗れた。 しかし、持っているものを十分に出した素晴らしい試合だった。 ● 山下選手 1回戦 vs 保坂(久喜) 初戦の相手は体力指数で10上回る選手との対戦。 相手の突き蹴りが良く見えているようで、ウィービング、スウェー等で相手の技をかわしそこからのパンチの連打で攻勢をかける。 試合中盤で投げから締めを決め一本勝ち。 2回戦 vs 吉澤(八王子) 2回戦では、体力指数で30上回る選手との対戦。 相手のリーチが勝る為、要所要所でファーストコンタクトを相手に奪われてしまう。 その為返しの攻撃が大振りとなり、一回戦で見せた連打が影を潜めてしまう。 試合中盤、体が相手に対して横を向いたところでストレートを貰い、ダウンを奪われる。 その後も同じ展開でダウンを奪われ、主審裁定で相手選手の勝利となる。 ● 古郡選手 1回戦 vs 末竹(早稲田) 初戦の相手は体力指数が235とほぼ同程度の体力指数である選手との対戦。 試合序盤から変則的な右ストレートと右ハイキックを有効に使い、連打も要所要所で見せる。 試合の中盤では、寝技の攻防でマウントパンチでの効果ポイントを2度奪ってみせた。 終始圧倒的な差を見せた古郡選手が優勢勝ちを納めた。 2回戦 vs 平田(綾瀬) 2回戦では、体力指数で24上回る選手との対戦。 小柄の古郡選手としては、体格が勝りかつ老練で組み技が強い相手ということで、相性が悪いタイプでもある。 しかし、試合が始まると相手に勝るスピードを武器に、相手との距離を上手くとり要所要所で得意のハイキックを効果的に繰り出していく。 最終的には、寝技の攻防で効果2ポイントを奪われ敗退したが、実力差を埋める良い試合展開を見せた。 ● 岡選手 女子部は4名での総当たり戦を行い、最も勝率が高かった人を勝者とする形式で行われた 1戦目 vs 結城(日立) 初戦の相手は寝技の得意な選手との対戦。 岡選手は突き蹴りの攻防でイニシアチブをとり、終始自分のペースで試合をおし進める。 試合後半では相手選手が得意な寝技の攻防になるものの冷静に対処し、また相手を投げ返しお株を奪う攻防も見せた。 的確に突き蹴りをヒットさせた岡選手が優勢勝ちを納める。 2戦目 vs 宮崎(総本部) 相手選手の棄権により勝利 3戦目 vs 前原(久喜) 決勝の相手はライバルでもある前原選手。 前半は上手く距離をとり、立ち組みからの打撃でポイントを稼ぐものの、後半で踏み込みに行ったところでカウンターを合わせられてしまう。 反撃に転じるも、試合時間が一分半と短く明確なポイントを奪え返せず。 前原選手が勝利を納める 【一般緑帯の部】 こちらはブロックをABとわけ、それぞれのブロック内で総当たり戦を行い、各ブロックごとの勝者で決勝が争われた。 ● 椎名選手 1戦目 vs 植村(横浜北) 緒戦では同門である植村選手との対戦。 開始早々椎名選手が右ストレートを数発ヒットさせると、その打撃音に会場がどよめく。 植村選手も打たれ強さを発揮し粘るものの、椎名選手が右ストレートで効果ポイントを数度奪い、勝利を納める。 2戦目 vs 日高(行徳) 2戦目の相手は首相撲やパンチの連打が出来る選手との対戦。 パワーでは勝るものの、テクニカルな部分では相手のほうが1枚も2枚も上回っていたため、大振りのパンチをかわされ、細かな連打を貰う。 また組際の攻防でも相手の首相撲に対して対応が出来ないため、良いポジションを奪われてしまう。 そのまま展開を変えることが出来ずに相手選手の勝利となる。 ● 植村選手 1戦目 ⇒ 椎名選手との対戦部に記載 2戦目 vs 日高(行徳) 2戦目では前半から積極的な攻めを見せ、打撃の攻防やトリッキーな投げで優勢に試合をおし進める。 しかし、後半に入るとスタミナ切れを起こし、若干手数をロスする。 そこを相手選手につつかれ、試合後半に優勢な展開を見せた相手選手に軍配が上がった。 |