'08北斗旗全日本空道体力別選手権大会

2008年6月1日(日) [文責:青木伊之]

 

 

平成20年6月1日、仙台サンプラザにおいて'08北斗旗全日本空道体力別選手権大会が開催されました。


横浜北からは、岡裕美選手が女子部、野田洋正選手が軽重量級、稲田卓也選手が超重量級に出場しました。
また、横浜北に何度か出稽古にいらした日拳の高橋選手が軽重量級に、フリーの久松選手、渋谷に移籍した前田選手が重量級に参加しました。

参加した選手、遠くまでお手伝い、応援に駆けつけてくれた方々、本当にお疲れ様でした。

以下、横浜北支部選手の試合内容をレポートします。




女子部 : 岡裕美選手

ブロック1試合目
  岡 vs 坂原(北河内)
柔道経験があり組み技で分のある坂原に対し、離れた間合いでポイントを稼ぐ作戦の岡だが、坂原に対する苦手意識からか若干動きが堅い。
序盤は距離が合わず不安な立ち上がりだったが、さすがベテラン、即座に距離を修正し、きっちりポイントを取って判定勝ち。

ブロック2試合目
  岡 vs 神山(日進)
早いパンチ連打が得意の神山に対し、すかしからの打撃を狙う展開。
中に入られてガチャガチャやられると面倒くさいが、坂原戦で距離の修正も上手くいっていたので、岡の攻撃はしっかりと入り、危なげなく判定勝ち。

決勝
  岡 vs 前原(久喜)
サウスポーの前原に対し、プレッシャーを上手く使いながら左の攻撃をすかす作戦の岡だったが、セコンドとの意思疎通が上手くいかず、ステップと打撃がかみ合わない状況に。
また、当初考えていたよりも前原が距離を潰してくるスピードが速かったため、打撃で有利になっていることが前提だった組打、寝技の展開にも悪影響を及ぼし、延長戦でニーオンザベリーによる効果を取られた岡が惜敗。
惜しくも準優勝となった。



軽重量級 : 野田洋正選手

1回戦
野田 vs 松山(日進)
体重で10kg以上重い松山は、どっしりとした構えから単発の重いパンチを振り回すタイプ。
野田はリーチ差を生かして上からプレッシャーを与えつつ自分の距離をキープしたいところだが、ファーストコンタクトで組み際にもつれ投げをこらえた際に爆弾を抱えた膝をひねってしまい無念の負傷棄権。
隣のヤグラの笹沢の調子がいまひとつだっただけに、惜しまれる棄権となった。



超重量級 : 稲田卓也選手

Cブロック1試合目
稲田 vs 佐藤(塩釜)
体重100s、身長171cmとずんぐりむっくりした体格の佐藤に対し、稲田は離れた距離から単発の打撃でかき回す作戦。
真っ直ぐ下がる癖は相変わらずなものの無難にポイントを稼いだ稲田の判定勝ち。

Cブロック2試合目
稲田 vs 吉本(八王子)
佐藤戦同様体重は吉本が重いもののリーチ差は稲田に分あり。
単発ではあるものの重いパンチを持つ吉本だけに、接近してのパンチの交錯は避けたいところ。
稲田が距離をおいて着実にポイントを稼ぐ展開で、こちらも無難に判定勝ち。

Cブロック決勝
稲田 vs 佐藤(塩釜)
Cブロック反対側の佐藤、菅原、三木がそれぞれ1勝1敗の三すくみで試合を終えたため、Cブロック決勝はポイント差で勝ちあがった佐藤との再戦。
お初の相手に手が出ないのが悪い癖の稲田だが、今度は2戦目、最初からガンガン打撃を飛ばし、投げるや否やマウント効果を奪取するとそのまま腕ひしぎ逆十字で一本勝ち。
ドキドキする間もなく試合を終え、いよいよ決勝に駒を進めた。

決勝
稲田 vs 藤田(三河豊橋)
反対の山は、ここ最近勢いの出てきたキーナン選手を真っ向勝負で退けた、ディフェンディングチャンピオン藤田選手が決勝に進出。
稲田は昨年の決勝で敗れているだけに、ここは雪辱を果たしたいところ。
昨年は最後の打撃を必ず藤田選手に当てられ寝技も常に下になっていたため印象が悪かったので、今回はとにかく積極的に前に出つつ、自分の攻撃でフェイズを終える作戦。
本戦は若干打撃面で稲田に分がある展開で時間切れ、自動延長となった。
寝技ではここのところ下になる展開が多かった稲田だが、この試合では佐藤との2戦目同様積極的に上を狙う展開も見せ、有効打は稲田、寝技は互角、といった展開で延長戦終了。
判定5−0で、稲田は超重量級初優勝(通算3度目の優勝)を果たした。



総括

最後の最後で優勝トロフィーが手からするりと逃げていった岡選手。
その場に応じた距離修正能力はだいぶ伸びたけど、まだ少し足りなかった。
重点的に稽古してきた部分はキチンと出ていただけに、もったいなかったね。
次回はその辺と、もう一つ、細かい戦術のニュアンスをしっかりセコンドとすり合わせしましょう(笑)


野田選手は伸び盛りなだけに、負傷棄権はもったいなかった。
試合というのは今の時点での自分の実力をしっかり測る物差しとなるものなので、キチンと怪我を治し、しっかり稽古して、また秋に向けて頑張ろう。


稲田選手は超重量級に挑むこと7回、そのうち準優勝はなんと4回にものぼる訳で、いつ優勝してもおかしくないとも、このまま優勝できない運命なのかとも思える状況だったが、腐らず、あきらめず、頑張って自分の力で優勝をもぎ取ってくれた。
優勝して支部長を胴上げしたいと言ってくれていたことだけで、本当は胸が一杯でした。
ありがとな。
もう二度とあんな少人数での不安極まる胴上げは遠慮したいが(笑)
とにかくおめでとう!


参加した選手、応援した方々にもそれぞれ課題や熱い想いがあるでしょう。
それやこれやしっかり背負って、また皆で頑張っていきましょう!


 

08年全日本春季体力別優勝者

横浜北の入賞者2人

横浜北支部全員で♪